「どーせな・・・」と思いつつ癖でクリックした皆さんお待たせしました。なかなかどうしてスケジュールの都合やらなにやらで、先ちゃんと徳さんの時間が合わずのびのびになっておりましたが、ここにめでたく第4回(正確には3回目)を無事お届けするはこびになりました。そんなこんなで、恒例(う〜ん。)の言い訳&反省会よりスタートです。

             
T: 始めましょうか。
E: はい、半年ぶりで。
T: 最初毎週って言ってなかったっけ?
E: えっ?あ〜、言ってた言ってた。
T: でさ、俺が「ソレできんのかなぁ」「せめて月1にしようぜ」とか言ったら、江口さん「何を弱気な」っちゅう顔してた(笑)。
E: もう季節もんにするか、こうなったら。お歳暮とかお中元みたいに(笑)。
T: イカンイカン!(笑)。じゃあここで始める前に、きっちり江口さんに説明して欲しいんだけど。
E: はい?
T: この半年近くの間何故出来なかったのかっていう・・・(聞困)。
E: あー、それから行きますか・・・(顔困)。
T: 言い訳からちょっとやってもらおうかと思いまして。
E: うん(笑)。でも一身上の都合によりいろいろ言えない、あの・・・むにゃむにゃ・・・・・・(聞きとれない)。
T: むにゃむにゃじゃないよ(笑)。
E: どーもスミマセンでした。…って、俺のせいなのか?
T: そうじゃん!・・・ま、いいや(笑)。導入部分はこれぐらいにしないとお得意のダラダラが始まるから。今回のテーマの、えーっと。今頃1999年のベスト・テンやろうと思うんだけど。
E: 今頃(笑)。
T: (笑)。「今頃」な言い訳ちゃんと考えてあるんだから、俺。あのさぁ、今年の10大ニュースとかベスト・テンとかいろいろあるけど、だいたい年内に発表されるでしょ?
E: そうだね。
T: 早いもん勝ちみたいなところがあってさ。ヘタすりゃ11月には発表されるというこの風潮に対して「NO!」とズ〜ッと言いたかった。だから本当に年が明けてからじっくりと選びたかったのよ。
E: 間際に良いのが出るかもしれないしね。じゃ、俺らのは12月31日まで入ってる、正真正銘の・・・。
T: もう本当のベスト・テンで(笑)。で、どういう形でやっていこうか?
E: お互いのを見つつやる?
T: じゃ、ちょっと見せてよ。(身を乗り出して)あ〜なるほどね。
E: 俺は邦楽の方が多い。
T: やっぱりシングル選んでる。俺ね、あえてシングル入れなかったんだよ。椎名林檎だらけになっちゃうから(笑)。
E: あっ、俺、2つ入れちゃった。
T: まぁ、2つならいいんじゃねぇの。じゃ、まず総括からいこうか。
E: うん。
T: 言い出しっぺの俺から口火を切りますワ。えー、1999年の音楽シーンを極楽CDの見地から振り返ってみるとですね、これは・・・。
E: ズズズッ〜。
T: (笑)。ちょっと先ちゃん。相槌がズズズってのは無いでしょ。適当に突っ込んでよ。
E: (笑)。そうだよね、ごめん。コーヒー飲んでた(笑)。うん、総括しますと?
T: 1999年は林檎尽くしだったなと。
E: 俺も同じ。
T: じゃこれは極楽CDの共通した意見ということで。あとは俺の聴き方が、以前ほどのパワーを無くしたちゅうのもあるかもしれないけど、なんかあまり良いの出なかったよね。
E: そ〜だね。
T: 椎名林檎は別格として。「おわぁ〜!」っちゅうのが普通もうちょっとある。
E: うん。
T: ちょっと淋しかったですね。
E: そうだね。ズズズッ〜。(Part2)
T: (負けじと)ズズズズッ〜。
E: 俺の洋楽が少ないっつうのは、徳さんが今言ったようなパワーの低下があって、レコード屋行って未知の物を探すとかさ、そういうことほとんどしなくなったもんね。
T: これは何故なのかね?
E: 歳とったのかも(笑)。
T: 歳のせいだけじゃないような気がするんだよ。やっぱ今の音楽シーンの低迷を、我々もこうやって末端の消費者として味わっているということじゃないかねぇ。
E: あと、邦楽が充実してきたってのもあるかな。「椎名林檎だけで、もうOK!」みたいな(笑)。
T: 確かに。後でベスト・テン発表するときに言おうと思ってたけど、ホントは邦楽もっとあったんだ、俺。で、やっぱ俺が洋楽やらんと、邦楽極楽CDになっちゃうんじゃねぇか?と。
E: この前(和田)ラヂヲもほとんど邦楽になりそうだってメールに書いてた。
T: ああ、そう。江口さんは特に総括するようなことは?
E: 小室が終ったっつうね(笑)。
T: あ、それね。その典型的な例がね、今年のサミットのテーマ曲を小渕総理が小室にブッチホンで「テーマ曲やって下さい」って頼んだんだって。それで小室、一発で引き受けてね。歌は当然、安室奈美恵じゃん。もう完璧に「あっ、終わったね」ちゅう気がしたね。
E: へぇー。(心ここにあらずなカンジで)
T: もう、ブッチホン(恥笑)が行くっちゅうこととか・・・。
E: ちょっとなぁ。(目が遠くを見ている)
T: 一発で引き受けるとか、沖縄の旋律・音階をね、良い意味でのエスニックなところを取り入れた音楽にしたいとかね。歌手は沖縄出身が好ましいとかねそういうものすごくこう〜。
E: あっ、沖縄サミットで?
T: え???・・・今その話をしてたんだよ。聞いてなかったでしょぉ(呆笑)。
E: ・・・ズズズズズッー(其の3)。
T: こんな話に興味ねぇか(笑)。ではー、ベスト10からいきましょうか。先ちゃんからやって。
E: えっ?10位からいくの?
T: そうだよ。コメントも入れてね。
E: ん。10位はねー、モトコンポっていうバンドの「ディスクトップ・ロマンサー」。まぁどうってことのないCDなんだけど(笑)。とにかく楽しいっていう。
T: 楽しい?
E: 楽しいだけの音楽。昔のディーヴォだとかプラスティックスとか、ニューウェイブ・テクノ、あの辺の楽しいとこ取りって感じで再現しているんだけど。ここまでのレベルで再現してくれりゃ、ニューウェーブ親父としてはハッピーかな(笑)。
T: これは日本の?
E: 日本のバンド。あの、ポリシックスとちょっとダブるんだけど。ポリシックスよりポップで軽いノリで。テクノ・ポップ・バンドのキュートな部分を前面に出してる感じかな。
T: 好きだもんねそういうの。
E: これがシーンに凄い影響を与えるとかはまずないと思うんだけど。
T: うん、そうだよね。ああ、そうだ、ここで我々が選んだベスト・テンってのは、例えば音楽界に影響を与えるとか、革新的なアルバムであるとかじゃなくて、ただ単に私的な部分で好きなものです、というね。
E: そうね。俺もねぇ、基本的によく聞いたのを重点において選びました。
T: 江口さん聴く時ってたいがい仕事している時でしょ。
E: そうだよ。
T: ノリのいい曲とかのほうが良いわけ?
E: うん、そうだね。俺ね、仕事してないときって音楽聞かないんだよね。電車乗ってる時とかにたまに聞くぐらいで。仕事中のだから、ノリが良くてハッピーなやつになっちゃうんだよね。
T: でも、その結果として生まれた仕事は、ノリが良くてハッピーだとは限らないんだよねぇ。
E: 限らないねぇ(笑)。
T: というか、さほどねぇ、生まれてないし・・・・・・。
E: (微妙に慌てて)いや、それはほら、マンガを描く作業のときだから。もう機械的な作業だから。内容は関係ないんです。
T: ふ〜ん、じゃ、ネームの時は?
E: アイデア?そん時は音楽かけないよ。
T: やっぱ、そういう時は聴かない?
E: つーか、聴けない。気ィ散るじゃん。
T: だろうなぁ。
E: そういう時にジャジーなムードのっていうのは聴けないんだよね。なんか凄くいい感じになっちゃって、酒飲みたくなっちゃうから(笑)。
T: じゃあそういういい感じのジャジーな曲ってベスト・テンに入らねえじゃん。
E: 入んないよ。俺はそうなんだよね。そうなっちゃうんだ。
T: そうかぁ。まあこれを致命的な欠落って言うのかそれとも個性と言うのか分からんけど。うん、じゃわかった。次、俺いくね。俺はねえエレクトロニックの「トゥイステッド・テンダネス」。これはもう大好きな、ニュー・オーダーのバーナード・サムナー(ニコニコ顔)とスミスだったジョニー・マー(ニンマリ顔)がやってて。久し振りに出て、一時期大変よく聞いとりました。で、最近全然聴いてねえなあ。
E: (笑)。
T: ディカプリオの「ビーチ」って映画のサントラで久々に新曲聴けたしね。いよいよアルバム制作に取り掛かってるっていうし。来年になるらしいけども(笑)。まぁバンドが存続しているだけで嬉しいニュー・オーダーだっちゅうことだね。そのおまけのエレクトロニックが10位です、と。じゃ、次いきましょうか。
E: あっ、早いねぇ。
T: 早いよぉ。いつも対談を収録する120分テープびっしりやっちゃうから。今回は目標1時間!
E: まあ無理でしょう(笑)。俺の9位は、ハイラマズの「スノーバグ」ですね。
T: それは俺も選んでるわ。
E: コレはまあ、良かったですけどね。「ハワイ」程のインパクトみたいなものは・・・、まあ、慣れたっていうのもあるんだけど。佳作でしたね。でも、そんなに聴かなかったから9位と。
T: 「ハワイ」はもう金字塔だからね。だけど今回のは・・・。
E: 前回のよりは良かったね。
T: 良かった良かった。実は俺ねぇ、2位に選んでいるんだよ。そんくらいよく聴いてね。今回音がすごい良かった。バランスとか楽器の入れ方とか、これはもうジム・オルークと影響し合っているっちゅう賜物じゃねえかなという気が、とてもするわけですわ。
E: うん、ジム・オルークていうのもあるね、今年。あ、今年っていうか…。
T: 昨年ね。ややっこしいなこりゃ(笑)。ジム・オルークの嵐だった。
E: そうだね。
T: まぁ、相変わらずホンワカ、ホンワリした・・・そういえば江口さん、これ決してリズミカルな曲じゃないし・・・。
E: そう、だからこう、順位低いのかもしれない。すごい良いんだけど、仕事中はあんまり聴かないのよ。
T: そうかそうか。
E: それ、欠点だね。
T: そうだねぇ(笑)。
E: うーん、でも飲んでる時とかは聴きたいと思うな。こういうのとか。飲んでる時はモーニング娘。とか聴きたくないでしょ(笑)。
T: じゃ今度いつかまたベストテンやるときはシチュエーションに応じたベストテンとか必要かな?
E: 飲んでる時のベストテン(笑)。でも徳さんは基本的になんもしてないときに聴くんでしょ?ワイン飲む時とかに聴いてるんじゃない?家で聴くでしょ?
T: うん。家でしか聴かない。
E: CDだけ「ジッ」と聴くの?
T: そうじゃないね。なんかしながら。いや。聴きこんだりっつうのはもう20歳ぐらいまでで、今はそんな聴きかたしてないな。
E: その頃はさあ、もうステレオの前に座って聴いてたよね。こうやってね、歌詞カード見いの。
T: もうピンクフロイドとかね、イエスとかね、そういうの、スピーカーの前に立って・・・。おっと、今の話をしましょう、はい。じゃ私の9位。ヴェルヴェット・クラッシュの「フリー・エクスプレッション」。えーっとこれはですね、大変好きなバンドなんですが前のアルバムがいまいちだったんですよ。ちょっと音がハード過ぎて。で今回ですね、プロデューサーにマシュー・スウィートがまた戻ってまいりました。なんかこう手作りっぽくていいんですね、プロダクション的な音が一切しない。非常にヒューマンな音作りでメロディも私の大好きな所のツボを突いてきて。
E: 割と素朴な感じだったよね。
T: 素朴だよね。なんか原点に戻ったような感じで、本人達も意識してるんじゃねえかなぁ。まぁ、原点に還るということは非常に大切なことじゃなかろうかと。
E: そうですねぇ(笑)。
T: 原点は大切だと、いかがなものでしょうか(笑)。
E: それは、痛いほど(笑)。
T: 作家の心得としてはどんなもんでしょうかねぇ。
E: ぐるっと回ってね。
T: それは戻るということなのか、それとも何なのか。
E: 螺旋状にあがる。
T: あっ、あがる。いいこと言いますね(笑)。そうですね、螺旋状に下がっちゃダメだよね(笑)。
E: ダメですね(笑)。こう(空をクルクルして)上がっていきたいよね。
T: そうですな。ヴェルヴェット・クラッシュも少しは上がったんじゃないかな。だけど売れてないんだよねぇ。なんか前のアルバムもレコード会社から首切られたみたいだし。
E: あっそうなんだ。
T: う〜ん。今回もやっと発売にこぎ着けたみたいな雰囲気たっぷりだし。で、じゃ、次いきましょうか。江口さんの8位。
E: はい。ナンバー・ガールの「透明少女」。シングルですね。
T: えー、アルバムを入れなかったのは?
E: 前の極楽でも言ったと思うんだけど、この人達のポップな所が凄い好きで。で、アルバム1枚だときつい部分があったの(笑)。このシングルは3曲入りなんだけど、全部好きなのよ。
T: そうだね、それは前も言うとったね。ナンバー・ガール、去年の邦楽の非常に重要なバンドだったわけですわな。
E: 今後に期待って感じで。
T: 年末にライヴ盤が出て。
E: ああ、聴いてないんだよな。いいんでしょ。
T: ライヴ盤の方が音がクリアで(笑)。普通逆だっつうのね。わざとやってるのかもしれないけど、ライヴ盤は圧倒的に音質いいし、聴きやすい。
E: いいねぇ。
T: あのさ、さっきから気になってたんだけど、な〜んかやる気がねぇっちゅうか、ダラッーと流れとりますな(笑)。
E: 久々なもんで・・・。
T: そうね。ちょっとコツを忘れたかな・・・。(突然)おお!そうだ、ナンバー・ガール九州じゃん。
E: 福岡の。
T: ね。九州っちゅうのは昔から素晴らしい人物が・・・(誇笑)。
E: そこに話を持っていくのか(笑)。
T: いやいや、良いバンドがでるじゃん。九州って。
E: そうね・・・、海援隊?(笑)。
T: いや、俺、博多のめんたいロックの事を言ってるんですけども・・・。
E: 甲斐バンドとか?
T: (まるで無視)最近あんまり九州勢がどうしたとかないね。
E: 椎名林檎もそうじゃん!
T: つってもその2つか。
E: 以上、おわり(笑)。
T: それでは、サクッと俺の8位にいきます。俺の8位はサム・プレコップの「サム・プレコップ」。
E: シー・アンド・ケイクの人だっけ。
T: そうそうそう。ヴォーカルとか作曲とか、ほとんどやる人だったと思うんだけど。でね、音響派ってことで一頃盛り上がってて、俺ミーハーだからすぐ飛びついちゃって(笑)。飛びついた結果、波長に合わなかったんだけど、ソロはピタッと合ったんですね。これもやっぱりジム・オルークが絡んでるんだよね。
E: ここでも絡んでるね、ヤツが(笑)。
T: うん。彼がミュージシャンとプロデュースで参加してる。来日してたんだよジム・オルークと。
E: あっ、吉祥寺でやったんでしょ。スターパインカフェで。
T: そ〜う。終わった後に知ってさぁ。
E: 俺もだよ。地元だったのになんで見のがすかね〜。
T: 地元も地元、すぐそこじゃん。終わって1ヵ月後に知ってもねぇ・・・。もう、まぬけな。非常に惜しいことをしましたです。
E: 1人で来てたんだ?
T: だぁ〜からぁ、ジ・ム・オルークと!
E: は・い。
T: (笑)で、そのジム・オルークがでたところで・・・。
E: うん、7位がそのジム・オルークの「ユリイカ」ですけど、ヤツだらけだね。
T: そうだね。俺も3位に入ってる。
E: すっごい聴いたんだけど、7位です。
T: 「ユリイカ」が7位っていうのは、「ほやっ」っとした曲が多いから?ガシガシした曲は少ねえじゃん。
E: 少ないね。ジム・オルークは音が気持ちいいね。そのー、仕事の中休みの時に聴いたり・・・(笑)。以上(笑)。
T: 中休みの方が圧倒的に長いんじゃない?と俺はいつも思っているんだけど・・・、どうでしょう、先ちゃん?
E: ぷうー(たばこ:煙が目にしみる)。音がいいよこの人・・・(またも遠い目)。
T: 戻し方が強引だなぁ(笑)。
E: ジム・オルークがやったくるりの「図鑑」あったじゃない?あの音もよかったなぁ。
T: こう、透明感のある膨らみね。
E: トーメイカンのあるフクラミ!(爆笑)
T: 俺って詩人だからさ。こういう音をね・・・。(自分の言葉に酔ってる)
E: 酔いどめ、いる?(笑)。
T: う〜ん(笑)。よく言われるんだけどさ(笑)。いや、99年って、結構ゴツゴツ・ヒリヒリした曲とジム・オルークのようなヒンヤリして透明感があってちゃんとあったかいっていう、その二極に分かれてたのが俺は好きだったね。
E: ジム・オルークってさ、気持ちいいのと悪いのが入ってるよね。そこがまたいい。
T: そう。毒っ気があるよね。
E: なんかね。
T: 江口さんも毒あるよな。
E: あっ、そう。
T: うん。意識してないと思うけど、あれはなんだろな。最初っから毒気狙ったのは別として。それって根がなんか悪い人間なのかねぇ(笑)。
E: (笑)。
T: にじみ出るとか。
E: そうだねぇ・・・悪いフシがあるかも(笑)。まぁ、「信じきっちゃいないぞっ」て感じかな。優しさとかそういったのを。
T: あー、なるほどね。
E: 俺、人間賛歌みたいな感じじゃないから。その〜、人間は悪い所も含めて好きなんだけど。そういうのあるからね、皆くだらねえっていう(笑)。くだらないから愛しいという・・・。だから、わたせせいぞうみたいなのは描けないっちゅう(笑)。あの、ハッピーハッピーだけの・・・。
T: だいぶ前にモロパロッたやつあったでしょ?つげ義春の原作で。最近そういう世界あんま描かないね?
E: う〜ん、っとね。
T: 人をおちょくったやつとか。
E: そういう場を持ってないってのと、まあアクションの1ページじゃね(笑)。それでもまぁ、たまーに、かりあげクンとかド根性ガエルをおちょくったりはしてんだけどね(笑)。
T: うん。リアルすぎる血だらけのひろしとピョン吉ね。まさにどっこい生きてる(笑)。
E: (笑)。ああいうね、ほのぼの系をリアルに描くとおっかしいと思うんだけどね。イジワルなまでにリアルに。
T: っということはジム・オルークも・・・。
E: そういうとこあるんじゃない?
T: 風貌もなんか妙なんだよ。すごい雰囲気だしね。
E: すごいオタクなんだよ、細野晴臣とか聴いてるし。
T: 前言ってたじゃん、日本のいろんな物にやたら詳しいって。
E: うん、テクノ歌謡とか。
T: はい。じゃ、次いこうか。なんか切り返しがあっさりしてんなぁ今日は(笑)。7位はステレオラブの「ミルキー・ナイト」。これもジム・オルーク絡みなんだけど、入れた?
E: 入れてないね。ステレオラブはいまいちなんだよねぇ〜。買うんだけど。ハイラマズほどハマらないっていうか。「トマトケチャップ・エンペラー」だっけ?あれは好きだったんだけど。他はあんまし聴けないっちゅうか。
T: そうだね。アレが一番いいよね。
E: あれ分かりやすいよね。
T: それまで隙間用に聴くっていう感じだった音が一挙に開放されて、いい意味で聴きやすい音になって。あの頃って「ハワイ」が出たのと同じ頃なんだよ。
E: (何故か腹をさすっている先ちゃん。)
T: つるんでんだよね。ショーン・オヘイガンは元ステレオラブだもんね。
E: ああ、そうだよね。
T: このアルバムはジム・オルークがプロデュースした曲と、あの・・・、また名前ど忘れ。音響派系のバンドで一番有名なドラムの・・・、あれ?
E: ああ、トータス?
T: そうそうそう、トータス。
E: トータスの誰だっけ?
T: ナントカさん(笑)。で、それぞれの良さが出ておるという、説明になってない(苦笑)。ジム・オルークはジム・オルークらしいわな。トータスのはトータスらしい。全然、音を語れないけども(笑)。能書きは増井修にまかせるとして。
E: 増井さんいたら何か色々言いそう(笑)。
T: でも、たいして聴いてないからね(笑)。
E: 知らないんじゃない(笑)。
T: (笑)。知らねえだろうな、よしよし・・・。(ちょい間)。ああ!ジョン・マッケンタイヤーだ!やっと出た(笑)。一時期はこの名前がバカバカ出まくってたけど、すっかりジム・オルークに取って代わった。やっぱジム・オルークの方がウケいいのかな。
E: だねぇ。でもしょうがないね。99年は大活躍だもん。
T: 俺さぁ、くるりのアルバムにジム・オルークってのはビックリしたわ。予想せんかった。くるりの人がファンだったのかね。
E: 岸田君がファンだったみたいよ。
T: なるほど。やる音楽と聴く音楽って違うこと多いからね。じゃ、次いきましょうか。6位は?
E: ポリシックスのね「ファースト・P」。
T: 「ファースト・P」?
E: うん、「ファースト・P」(笑)。ネオ・ニューウェーブ・バンドだね。そんな言葉あんのか(笑)。ライヴが熱くてすごいらしいんだけど。
T: でも、「2枚目はいまいち。」みたいなこと言ってなかった?
E: そうなんだけどね(笑)。でも、結構このアルバムは衝撃だった。プラスティックスのパンクっぽさをさらに激しくしたみたいで。
T: 茶目っ気もあるの?
E: う〜ん、茶目っ気っつーか、もっと荒々しい。けっこう熱いカンジだね。
T: ふーん。今度聞かせてもらおう。
E: こういう20歳くらいのやつが、まったく新鮮な音楽としてニューウェーブとかテクノ・ポップをやってんのかな?聴き手側も。
T: そうなんじゃない?テクノ・ポップって日本でずっと根強く続いてるしね。ミニ・ブームみたいなのが絶えずあるじゃん。YMOの再発って今まで5〜6回なかった?
E: それくらいあるねぇ、うん。でもプラスティックスはまったく無視されてた感じだったでしょ?それが急に最近、あの辺の初期P-モデルとかね、再評価っていうか。若いモンはYMOよりこっちのほうにシンパシー感じるのかなぁ。こっちのほうが若者の初期衝動とかにピッタリくるのかもね。反抗とかぶっ壊してやりたいとか。
T: 今も、あるのかなぁ。
E: いや、わかんないけども(笑)。なんかほら面白くないじゃん。今、なんとなく。
T: 小室系の音が余りにも世の中席巻したからじゃねえかなぁ。
E: うん、その稚拙な感じが新鮮に・・・。
T: そう、パンクな打ち込み系の音でちゅうのがあるかもしれない。ゴージャスな音が続くとその反動でチープな音を欲しがるじゃん。
E: 確かに。でも、20年位前の音楽を若者が急に聴いて演りだすってのは昔からあったじゃん?それがもう、あの辺まできちゃったのかぁと思ってさ。
T: 80年代初期だと、江口さんデビューした頃か。
E: そうそう。ある種その感慨みたいな。「あっ、プラスティックスがこういうふうに若いやつに取り上げられちゃうとは・・・。そこまできちゃったんだ」って。年とるはずだわ俺・・・。
T: 「2000年は80年代か?」とか言われてるよね。
E: ポリシックスは今の音楽の気がするなぁ。今の苛立ちみたいなのを感じた。「おもしろくねぇーゾ」と。
T: 2枚目はそこらへんが薄れちゃったのかな?
E: なんかロック寄りになっていって、なめた感じがなくなっってきたっていうかね・・・真面目になっちゃった。
T: 80年代がリバイバルするんだったら、パイレーツもしたりして。
E: (笑)。リバイバルじゃないけど、外国の漫画家って同じのばっかり描くんだよね。あの人死んじゃったねぇ。
T: あぁ、スヌーピーの。
E: まだ続いてたって聞いてビックリしちゃった、50年だよ。俺も一生パイレーツ描いてりゃよかったのかなぁ(哀愁笑)。あ〜ああ(笑)。違うよねぇ。日本はそういう風じゃ・・・・・・、でも亀有の人描いてるか。まぁ、俺はタイプが違うか、って俺の話じゃなかったね(笑)。
T: (笑)。ミーハーですから。
E: 新しもん好きだから、自分で飽きちゃう。
T: そうね。じゃ、そろそろ次いくよ。えー、俺の6位。ジェイソン・フォークナー「キャン・ユー・スティル・フィール」。これは良かったっすね。
E: 良かったね。
T: でも江口さんのには入ってないね。
E: いや、これはね、多分(メモ書きのいちばん下を指して)この辺にきてると思うんだけど。
T: あっ、ホント。
E: これは2枚目だっけ?
T: そう。
E: ファーストより全然良かったよ。この人ギタリストだっけ?
T: 確かベースだったと思う。ジェリー・フィッシュにそんなに長く居なかったんだよね。そういえば解散したのかな?
E: したよ。
T: そっか。で、このソロは凄くゴージャスで非常にポップ。ええアルバムですわ。結局メロディーがフィットしてくるやつが勝ちますな。
E: 俺、特にこの2曲目が好きでしたねぇ。
T: シングル・カットしたから。ちょっとヒットしたんだよ。
E: あ、そうなんだ。
T: 1stは安っぽいんじゃねぇけど、音に引っかかりが無かった。今回のはマジックがありますね。そんぐらいかな。はい、じゃあ次どうぞ。
E: 5位ですか。
T: いよいよベスト5の発表〜。
E: 5位は、くるりの一連のシングルですね。
T: タイトルを言ってよ(笑)。
E: 「東京」「虹」「青い空」。この3連発はもうねぇ、爽快だった(笑)。このバンドって奥が深い。「図鑑」とか聴くと更に変な引き出しがあってね。この時点ではまだ聴き易さみたいな音が前面に出てたけど、どんどん聴きづらい部分も出てきたよ。
T: ハード・エッジね(照笑)。
E: (笑)。うん、出てきたねぇ。元々そっちの方がやりたかったと思う。
T: ライヴはそうだったんでしょ?結構ハードな・・・。
E: うん、かなりロックな人達。
T: ただ、俺も江口さんもハードなロック部分にいくと、だんだん引いてくるじゃない?
E: うん。ただ、俺この時点ではスピッツみたいに売れるかもしれないって言ってたけど、ちょっと違う感じがする。
T: 売れるようなバンドには益々遠のいてきたね。
E: そういう指向ないんだろうな、きっと。
T: まぁ、アルバムの「図鑑」は今年だから今回は関係ないんだけどすっげえ良いよね。でも、どっちかというとファーストなんだよね。
E: ああ、そうだね。
T: 「おお、すげえな」とか思うけどね。
E: そこらへん難しいよね。
T: 評論家が選ぶとそれなりに評価するんだろうけど。評論家の人達は頭でっかちになってるから、買って聴いて良いものを・・・(笑)。これは極楽CDの永遠のテーマですけど。じゃ〜あ、俺の5位。フォーク・インプロージョン「ワン・パート・ララバイ」。
E: 僕は聴いてませんね。
T: 犬のジャケットの憶えてない?
E: うん、それは。確か徳さんからもらったよね。
T: そうそう、あれの人達。フニャフニャ・ガチャガチャした安っぽい音でね。スポーツ・ギターって憶えてない?
E: あったね。
T: あったでしょ。あれっぽい。でもね、なんつーのかなフニャ・ガチャしてんだけど一本筋が「バシッ!」っと通ってて、これは2000年以降みんなにヒントを与えていく音楽だと思う。俺のベスト1にしてもおかしくなかったアルバム。
E: これ、イギリスの?
T: いや、アメリカ。普通に極楽CDやってたら「コレコレコレ〜!」って真っ先に出してたね。え〜、フォーク・インプロージョンでした。良い子の皆さん買って聴いてみてください。
E: コレ、輸入盤しか出てないの?
T: 今、締めたんよ(笑)。日本盤も出てんじゃねぇかな。
E: あ、そうなの。
T: はい。4位にいこう。
E: これはね、ダブるんでどうしようかと思ったけど、年末の締めに凄い良かったから。アノ後どうなるんだろうと思ってて、コレ聴いて「やっぱ凄え」と思ったんで。
T: じゃあほら、アーティスト名と。
E: あっそうか(笑)。椎名林檎のシングルで「本能」。の中の特に「青空」って曲。
T: 2曲目の。
E: そう。あのアレンジといい、メロディーといい。
T: 最高。俺も99年のベスト・ソングの第1位はコレ。このギター・ポップに対しての「アッカンベー」具合。もう見事だよ。で、可愛いの、歌声が(笑)。
E: うん(笑)。
T: ほんっと堪りません、むちゃくちゃ可愛い。何でこんなに可愛く歌えるのっちゅうね。
E: メロディーも可愛いいよねぇ。
T: うん。最後に口笛が出てくるじゃん。やけくその口笛が・・・これまたカワイイ。
E: (笑)。俺達、椎名林檎のこと喋ってるとフニャフニャして・・・。
T: (笑)。
E: 「乳がイイ!」とか言い出すかも(笑)。3曲とも色々な見せ方してるよね。
T: 「私ってこんなに凄いのよ」って全然聴こえないじゃん。ロック、ギター・ポップ、ジャズをやってるわけじゃん、このシングルで。普通だったら「ああ、分かったよもう。アンタが上手いのは分かったよ」ちゅうのがあるんだけど、もう「ヘヘぇー」となるしかないのね。
E: サザンとかまで全部飲み込んでる感じがする。ああいう、デタラメ英語のヤツとか桑田もやってたことじゃん。
T: 21歳だよ。
E: そうね。
T: 恐ろしいねぇ。
E: (笑)。まだ続きそうだね、その顔を見ると(笑)。
T: うん、だってねぇ(笑)。そうそう、朝日新聞の週一かなんかのコラムでさ、今流行っている現象を識者が語るってのがあるんだよ。で、ついにというか椎名林檎登場してさ。
E: 売れてる1つの現象として?
T: そっ。その欄は4人が能書きたれるんだよ。応援するのが2人、中立路線が1人。異論を唱えるのが1人ってのがパターン。だけどね、4人が4人共みんな誉めてんの。ファン・クラブの会報見てるみたいだったよ。ベタボメ。
E: あら。
T: それぞれの立場で誉めてるんだ。例えば社会経済学者がこの様に見てるとかいろんな世界で見てるから面白かった。けど、結局言ってることは皆一緒なの。「歌詞が凄い。20歳そこそこの女性なのに見事だ。」とかね。
E: こんだけ売れるとけなす人も出てきてもいいと思うんだけど、あんまり出ないね。女にも嫌われないし。
T: それはデカイよね。俺も年末「本能」ばっかり聴いてたよ。半年ぐらい経ってんじゃねぇかってくらい聴いたなぁ。そいじゃ名残惜しいですが(笑)ここらで私の4位にいきます。ナンバー・ガールの「スクール・ガール・ディストーショナル・アディクト」。全曲OK。
E: ハスカー・ドゥ好きだもんね。
T: 好きですわぁ。でね、買って最初は「あんまりなぁ」って感じだったんだけど、4、5回目くらいからかな?突然良くなってね。
E: そういうのあるよ。
T: 凄い良くなっちゃって。この辺が感性が劣ってきたのかなって気がすんだけどね。
E: それは人それぞれじゃないの?俺はね、アルバムを先に聴いてたらダメだったかもしれない。シングルの方が聴き易いんだよね。
T: そうだね。
E: メロディー、良いもんね。
T: ヒリヒリしてメロディーが良いちゅうのはポイント高いですね。ヒリヒリ具合ってやっぱ年齢の成せる技と、このバンドならではの音なんだろうね。ナンバー・ガールあたりがヒットするとホントに面白いよね。ヒットしないかね?
E: コレが売れるんだったら、くるりも売れるかもしれないけど・・・どうでしょうか(笑)。
T: それだったらサニーデイも売れるかもよ。
E: えっ?サニーデイは・・・、ああ売れてねえか(笑)。
T: 売れてないよ。だけど、椎名林檎は売れてるんだな(笑)。
E: リターン(笑)。
T: しちゃった(笑)。はい、じゃ江口さんどうぞ。いよいよベスト3の発表です。
E: え〜、「ラブ・マシーン」ね(笑)。モーニング娘。
T: (笑)。
E: シャ乱Q大嫌いだったんだけどね。積極的に好きって人はいないか。
T: ホントは好きなんじゃないの(笑)。
E: いやいや。かっこいいロックから最も遠い下世話な人だったでしょ?「つんく」って名前からしてもう嫌だし、俺。でもなんかね、モーニング娘。のこの曲はもう、なんだろうなぁ・・・もうねぇ、カッコいいんですよ(笑)。その下世話さが。
T: ハマッたわけですか。
E: モロ(笑)。とにかくあの振りも含め、何であそこまでやれるかなぁ・・・あの変な振り(笑)。それをこう一生懸命やってられるとね、「ああ、俺も女だったらモーニング娘。入りてぇーなぁ」(笑)ってぐらいカッコいいなぁと思って。この次の曲って全然つまんなかったから、あとは多分続かないと思うんだけど。いちばんいい瞬間だったのかもしれない。
T: 江口さん、モーニング娘。が好きなの?「ラブ・マシーン」が好きなの?
E: 「ラブ・マシーン」で好きになったの。モーニング娘。も全然興味なかったんだけどプロモーション・ビデオかなんか見た時に「うわぁ〜、気持ちイイ〜」って(笑)。猿のように聴いてた。ビデオも買っちゃったもん(笑)。
T: そりゃ凄いね(笑)。買うか?普通。
E: (真顔で)あれはだってね、振りも含めてあの曲は凄い良いんですよ。下品も極めれば上品(笑)。なに言ってんだ俺(笑)。
T: 家帰って振付け真似してるとか・・・。
E: 「ジー」っと見てて、「いいなぁ〜」って(笑)。コーラスの入り具合もめちゃくちゃで、ただ順番が替わっているだけなんだけど、それも気持ちいい。
T: はぁ〜。去年は大ヒットしたしね。
E: 徹底したモンはカッコイイと思いましたね。
T: 「先ちゃんチャート」第3位だもんな。
E: 俺のねぇ。
T: 番外を言っちゃうと、山下達郎の「オン・ザ・ストリート・コーナー3」も押しのけて。あとは、江口さんの大好きなクラフトワークもキリンジもだよ。「オラどけっ!」って感じ?
E: (笑)。椎名林檎も・・・。
T: 「本能」の上に「ラブ・マシーン」が。コレは凄いことだね。
E: ねぇ。俺、こういうCDって普通買わないんだけど、コレは買いました。永久保存盤。さすがに買ってないんけど、プッチモニも結構良かったかな(笑)。
T: 俺、実は結構プッチモニ好きなんだよ。
E: 「ちょこっとラブ」。だけど、後が続きそうな感じがしないじゃん。この「ラブ・マシーン」もそうだけど。だから、瞬間の切ない感じがいい(笑)。
T: なるほど。昔から一発屋ってなんかいいよね。
E: これが最高峰だろうなきっと。つんく、これちょっと今後は当分、出来ないんじゃないかな。
T: 夏ぐらいだったよね。前の極楽CDでも言ってるもん、コレの事。
E: 買いそうだって(笑)。なんか買いそうで怖いって。
T: どーでもいいとこだけ有言実行(笑)。
E: そんな私です。そうそう前回ね、ハマリつつあって。テレビ見てて「いいないいな、買おうかなぁ?でもなモーニング娘。だしなぁ。」って(笑)。で買っちゃったんだけど。いやぁ〜でも、俺は昔から松田聖子とか大好きだったし、歌謡曲けっこう好きなのね。
T: 松田聖子は俺もすんごい好きだった。
E: ああいう人達のが、ロックのカッコ良さを押しのける時があるじゃん。それの最たるものだったね、「ラブ・マシーン」は。
T: うん、そっかなるほどね。じゃ、俺の3位ね。さんざん名前が出ているジム・オルークの「ユリイカ」。俺はコレ3位にきました。さっきから何度も言ってるから良さは割愛。江口さん、ジャケット好き?
E: ああ、ジャケットね。基本的にあの絵は好きじゃないんだけど、でも面白いやね。好きとは言えないけども。
T: ビックリしたよね。
E: ミミヨだもんね。
T: 何でって思ったよ。よく知ってるよね。
E: ああ、あの人ねぇフランスで人気あるんだよ、友沢ミミヨって。
T: そうなんだ。
E: うん、最近、一部スノッブな人たちにね。
T: フランスか!寿スタジオの今年のテーマは、フランスということで掲げているんだけどこれはどういう意味なのか、乞うご期待!
E: ワインを飲みにいく!
T: いいねぇ(笑)。まぁ、そうではなくてですね、2000年のミレニアム、って・・・恥ずかしいねこれ(笑)。
E: ミレニアム(笑)。
T: まぁ、フランスというキーワードがありましてここで、読者っていうの?ホームページリスナー?
E: リスナーじゃないよ(笑)。
T: ホームページリーダーの方々には、初耳でしょうが、フランスを!目指せフランス。
E: それは世界進出ってことですか。
T: 世界進出っていえばもうすでに東南アジア市場では、皆さん知らないでしょうけども、ひばりくんが台湾と韓国で・・・。
E: 売れてません(笑)。
T: 売れてるのか売れてないのかは、出版社の方から連絡が来ないんでさっぱり分かりませんが出てます。日本では手に入りませんので、韓国や台湾に旅行に行った折にお買い求め頂けると非常にレアなもんなので、貴重品ですよ。
E: 香港じゃなくて台湾ってとこがいいな(笑)。
T: えーっと、そうじゃなくて。フランスの話だ。行きたいっすね、文化の香り漂うフランスのおいしい・・・じゃねぇや。
E: (笑)。無印良品に続けと。
T: おお!そうだ、無印また価格下げたでしょ。
E: 下げたね。ユニクロ対策でしょ。
T: そうなんだよ。チガウ。あぶねぇ、極楽CDだよここは。また横道に行くとこだった。次行こう。
E: そうだね、CD屋じゃねぇんだから無印は(笑)。
T: じゃ、先ちゃんの2位。
E: これはもうほっとんど1位なんだけど、椎名林檎の「無罪モラトリアム」です。
T: へぇ〜、ここで。1位が楽しみだ。
E: これは、まー、椎名林檎話はさっきしたし割愛?
T: いや、極楽CDではあんまりしてないよ。
E: 日記でさんざん書いてるからかな?そんなにしてないか。
T: してないって。
E: 確か一度紹介したよねアルバムは。
T: うん。すげえすげえって話はしたけど、それ以降って極楽ではやってないよ。
E: じゃあやろうか(笑)。
T: そだね。
E: ここまで売れるとは思わなかったねぇ。
T: 音楽的なの以外にも彼女は引き出しいっぱいあるから、そん中の1つの・・・。
E: 誤解する部分がいっぱいあるよね。で、流行として聴く人も当然いっぱいいるしね。そういうのとコアなファンがいるってのがいちばんいいなぁ。昔からの理想なんだけどね。
T: 自分のこと?
E: いえいえ、YMOの頃からそう思ってたんだけど、CDも売れ、かつマニアもうならせるというのがいいなあと・・・。
T: じゃあ、達郎がそうじゃん。
E: そうだね。
T: じゃあ2位、サクサクいくよ。今更か(笑)。ここで俺はハイラマズ「スノーバグ」が出るわけです。さっき話したからこれも割愛。
E: 何話したんだっけ?
T: ダラ〜っと言ったような気がするんだけどな・・・。
E: あっ、俺のところで言ったんだ(笑)。
T: (笑)。つうことで割愛。
E: じゃ、1位はなんでしょうか?モがつくアレかい?
T: モ?モーニング娘。?(笑)。
E: いや、それは俺で。ゴメン(笑)。「無罪モラトリアム」ね。
T: あ〜ちょっと待って。この話は最後にずーーーっとするから、先ちゃんから言って。
E: じゃ、僕の1位はですね、本当は「無罪モラトリアム」にしようと思ったんだけど。
T: だけど?
E: あの〜、よく聴いたっちゅうことで「MUGEN」。椎名林檎スッゴイ良いんですけど、ずっと聴いてると疲れちゃうんだよ。なんかこうお腹いっぱいになっちゃう時があって。で、この「MUGEN」ってスッゴイ気持ち良かったんですよ。聴きやすさが徹底してるっちゅうかね。
T: あの〜、アーティスト名を言うとらんのですけども。
E: あら、また?サニーデイサービス。昔から好きなんだ。
T: 好きだよねぇ。
E: 最初のわけわかんないニセモノみたいな雰囲気だった奴らが、よくここまできたなと(笑)。
T: この前のアルバム結構悩んでる感じだったじゃん。
E: そう、ここんとこちょっとキツかったのよ、サニーデイ。「東京」以降あんまり聴けなくなったんだけど。これはもう割り切っちゃってて、ポップスとしての完成度を極めちゃった。ほら、ロックに向かいたいみたいな感じあったじゃん。
T: あったあった。
E: そっちいって息苦しくなっちゃったとこあったけど、これはもうメロディーの良さとか心地よさをなんか徹底してやってて。これも徹底するといいなと。
T: モーニング娘。と同じで。
E: (笑)。自分のやれることを精一杯やって出来たものはいい。ホントよく聴いたんだ。
T: 99年の年間1位。
E: うーん、これが1位ってちょっとあれかな(笑)と思ったんだけど自分に正直にいくとコレ。
T: 下位のやつはいっぱい喋ったけど、上位に行くほど疲れちゃって(笑)。全然喋らんのだけど、そんなもんか?
E: いやー、言葉はいらんですな。でも椎名林檎はあれでしょ?
T: なんですか?
E: まだあるんでしょ(笑)。
T: 喋ろと言われりゃあ。もう大変ですよ。
E: 99年は椎名林檎でした。
T: そですな。
E: 洋・邦、含めて。
T: まぁ、そんなわけで俺の1位は言わずもがなな椎名林檎の「無罪モラトリアム」。とにかく衝撃的でした。
E: 俺は、椎名林檎っていうのは、エロさを出しつつも、才能があるってのが衝撃的だったんだぁ。そういう所だけをウリにする奴って、昔あったじゃん、キャミソールで歌うバンド。
T: (自信をもって)夏木マリ!
E: ちがぁ〜うって(笑)。「チェリーボム」とか・・・なんだっけな?ああいう格好で歌ったりするとさキワモノ扱いとか、武器にしてんだなとかね。彼女はそういうのも超えて才能あるから誰も文句言えないんだよね。今まで、才能ある女性アーティストってのはそういう部分あえて出さないとこあったじゃん。ソコで見て欲しくないからって。椎名林檎はそういうとこも隠さないじゃん。そこが凄いよ。
T: あ〜、なるほどね。いい事言うね(笑)。そうね、それは言えてるね確かに。
E: だって「ギブス」のプロモーション・ビデオなんてさ、凄いエロい。
T: エロいよね。何やっても様になる。
E: これからさぁ、椎名林檎像を自分でパロっちゃう感じになったらキツいよね。
T: うん。それが「ギブス」と「罪と罰」にちょっと感じたんだ。
E: まぁ、だけどあんだけのアルバムを出したら、次はそうとうキツいのは当然なことで、それにしては頑張ってる。
T: 次にってことだね。
E: そうだねぇ、今度の新作は入るのかねえ。10代の頃作った曲じゃなくて。
T: そだね。今ねぇ、椎名林檎MDベストを作るのが楽しくてね。今度のアルバムと今までので、MDの落とし方どうしようかなって(笑)。今凄く悩んでる。
E: 別に悩まなくても(笑)。
T: MD2枚にするのは嫌だしね。1枚でビシっと。
E: マイ・ベスト・アルバムね。
T: まぁ、そんなところでね、江口さん番外編いこうかと思っとんですけど。
E: ああ、番外編ですか。
T: 江口さんどうぞ。
E: これはねぇフォルダーっていうちびっ子グループがいるんだけど、そのボーカルの大地君っていうのが出したソロ・シングル。その曲が小森田実とかいう奴が作ったんだけど、スマップの「ダイナマイト」とか作っている人で、この人スッゴイ才能あるんだよね。
T: 番外も基本的に、やっぱ邦楽が多いね。
E: うん。これは今凄くハマッてたんで入れちゃったんだけど。で、次はノーナ・リーブス。フリッパーズ・フォロワーの一群の中にいるような人達なんだけど。その中で頭ひとつ出たかなっていう。
T: これ、シングル?
E: いや、アルバム。これも今後に期待だね。キリンジはまぁ、佳作っていう。
T: で、メモ書きのこの人達についてちょっと。
E: これはまぁ、あの〜、長くやってると当然ねぇ。なかなか出なくなるし、「久々に届くと嬉しい!」人達。
T: ハリー&マック。細野さんと久保田麻琴さんのアルバムだね。
E: うん。細野さんがまた歌に戻ってきたみたいな感じでね。細野さんもソロ・アルバム出してくんないかなぁと思ってるんだけどな。テクノとか前衛っぽくないやつ。あとはXTCね。これはもう伝統芸でね。出ると聴くだろうなぁって感じだね。ほんで、クラフトワーク。これは予想してなかった分、嬉しかったな。全然変わってないけど。最後の山下達郎はまあ、ねえ。
T: 出たことが嬉しいと。
E: そうね。このシリーズ、まだ続いてたんかいっていう嬉しい驚き(笑)。
T: この4枚はそういうことですな。んで、俺のにいかしてもらうと、プリファヴ・スプラウトのベスト盤です。
E: あっ、出たの?
T: 「38カラット・コレクション」って言うんだけどね。2枚組。
E: どこらへんが入ってるの?
T: 1枚はシングル網羅で、もう1つはファンが喜ぶ選曲になってるの。改めて聴いてね、俺はホント、心から好きなんだなと再確認しましたわ。
E: ベスト盤多かったね。アズティック・カメラも出たしね。洋邦どっちも。
T: 停滞してるっちゅうことかねぇ?
E: そうだろね。そっか、プリファブか。知らんかった俺。
T: コレちゃんとね、いろんなレコード屋に店員さんの心のこもったポップがあってね。結構平積みにされてたり、いい所に置いてあったりで嬉しかったな。
E: へー、そりゃ凄いね。
T: もう結局俺の1999年は、椎名林檎とプリファヴでしたと。これでいいっす(笑)。
E: それでいいっす。以上(笑)。

(2000.2.15 寿スタジオにて)

 お楽しみいただけましたでしょうか?2人の椎名林檎宣伝マン奮闘記(笑)。「フランス」とはなんなのか?モーニング娘。のその後は?この勢いでビシビシ更新していきたいと思います。



先ちゃんの1999年ベストテン
1.MUGEN
/サニーデイ・サービス
2.無罪モラトリアム
/椎名林檎
3.LOVEマシーン
/モーニング娘。
4.本能/椎名林檎
5.東京/くるり
5.虹/くるり
5.青い空/くるり
6.ファーストP
/ポリシックス
7.ユリイカ
/ジム・オルーク
8.透明少女
/ナンバー・ガール
9.スノーバグ
/ザ・ハイ・ラマズ
10.デスクトップ・ロマンサー/モトコンポ


徳さんの1999年ベストテン
1.無罪モラトリアム
/椎名林檎
2.スノーバグ
/ザ・ハイ・ラマズ
3.ユリイカ
/ジム・オルーク
4.スクール・ガール・ディストーショナル・アディクト/ナンバー・ガール
5.ワン・パート・ララバイ/ザ・フォーク・インプロージョン
6.キャン・ユー・スティル・フィール?/ジェイソン・フォークナー
7.ミルキー・ナイト
/ステレオラヴ
8.サム・プレコップ
/サム・プレコップ
9.フリー・エクスプレッション/ヴェルヴェット・クラッシュ
10.トゥイステッド・テンダネス/エレクトロニック
   


先ちゃんの番外編
エヴァーラスティング・ラヴ/フォルダーfeat.DAICHI
フライデイ・ナイト
/ノーナ・リーブス
47'45"/キリンジ
ロード・トゥ・ルイジアナ
/ハリー・アンド・マック
アップル・ヴィーナス
/XTC
EXPO2000
/クラフトワーク
オン・ザ・ストリート・コーナー3/ 山下達郎
   


徳さんの番外編
38カラット・コレクション/プリファヴ・スプラウト
   


スペシャルゲスト;和田ラジヲの1999ベスト
●単純によく聴いた曲です。なんのヒネリもないですけどスンマセン。

〔シングル〕 ・世界に告ぐ/THE JERRY LEE PHANTOM ・青い空/くるり ・今日を生きよう/サニーデイサービス ・透明少女/ナンバーガール ・ジュビリー/中村一義 ・赤いタンバリン/ブランキージェットシティ
〔アルバム〕 ・無罪モラトリアム/椎名林檎 ・fun 9/嶺川貴子 ・さよならストレンジャー/くるり ・ルースターズ・トリビュートアルバム